地縄張り
地盤調査や地鎮祭の準備として、建物の位置出しをします。
和住宅で新築住宅を建てる場合、着工から竣工までにかかる期間の目安は、おおよそ6か月です。その6か月間、現場ではどのような工事が行われていて、次にどのような工事が行われるのか。お施主様とたくさんの決め事をしていく中で、詳しくご説明する機会を確保することは、なかなか難しいものです。このページでは、和住宅の新築住宅の着工から竣工までの工事の流れをご紹介します。
地盤調査や地鎮祭の準備として、建物の位置出しをします。
スウェーデン式サウンディング試験という方法で地盤調査をします。調査によって地盤改良が必要と判断された場合、地盤改良工事を行います。
基礎形状に合わせて地面を掘削し、砕石敷きと転圧を行い、基礎の基礎を作ります。
地面からの湿気が基礎に侵入しないよう防湿シートを敷き、基礎形状を正確に造成するために捨てコンを外周部に施工します。
外周立ち上がり部分の型枠を組んだ後、配筋工事を行います。また、緊結金物の配置や、排水管の先行配管を行います。申請通り施工出来ているか否か、自社で検査した後、第三者機関での検査を受けます。
ベタ基礎の底盤部分と外周立ち上がり部分のコンクリートを一体で打設します。
一体でコンクリートを打設することで、
白蟻の侵入防止や気密性を高めます。
養生期間を経て、型枠を外します。その後、給水給湯の配管工事を行います。
外周立ち上がり基礎の内側に、断熱材を敷き込みます。
土台・大引きを敷き込みます。土台と立ち上がり基礎の間にはパッキンを挟み込み、木部の腐食及び白蟻被害防止のため、内部の通気を確保します。
土台上に構造用合板24mmを敷き込みます。
図面に添って柱・梁・小屋組みなどを組みあげます。お施主様によっては、上棟式を行います。
上棟の際に取り付けた垂木の上に12mmの構造用合板を敷き込みます。
アスファルトルーフィングという屋根からの雨水進入を防ぐ為のシートを貼り施工します。
お施主様のお好みの屋根材を葺きます。
弊社でも多く採用される瓦仕上げ。
「重い屋根=耐震性が低い」のではなく、
瓦に耐えられる強い構造自体が高い耐震性に繋がります。
外部の柱に耐力壁用の面材を張り付けます。申請通り施工出来ているか否か、自社で検査した後、第三者機関での検査を受けます。
透湿防水シートという壁からの雨水進入を防ぐ為のシートを貼り施工します。申請通りに施工出来ているか否か、自社で検査した後、第三者機関での検査を受けます。
外壁の通気層を確保する為に通気胴縁を取り付けます。その後、お施主様のお好みの外壁材を張り付け、必要な箇所にはコーキング材を充填します。
無塗装サイディングには、吹き付け仕上げや塗り壁仕上げ等の塗装を行います。その後、樋や外部フード等を取り付け、足場を解体すれば、外壁工事完了です。
構造材の緊結金物の取付と内部耐力壁用の面材の施工を行います。
サッシを取付けます。
屋根に断熱材を吹込みます。断熱材の重みで押えのシートが垂れないように、バラ板(桧/杉などの無垢の下地材)で押えをします。
工事途中で気密性能(C値)を計測します。
工事途中に計測することで、
空気の抜け道を見つけた際に処置が可能になります。
フローリングを張ります。傷防止の為、完成まで養生をします。平行して、窓枠を取付けます。
ユニットバスを取付けます。
外壁に断熱材を吹込み、バラ板で押えます。
バラ板で天井と間仕切り壁の下地を作成します。
造作家具・建具枠を作成します。また、天井が木仕上げの箇所は、杉板の貼り施工を行います。
天井・壁共にプラスターボードを貼り施工、クロス壁や塗り壁の下地を作ります。
造作工事の完了後には、
お施主様とのイメージの違いが無いかどうか確認する為、
施主検査をお願いしています。
システムキッチンを取り付けます。
造作家具などのワックス掛けをした後、クロス張りや珪藻土塗りなどで壁と天井を仕上げます。水回りの床は、樹脂タイルで仕上げます。
建具の吊り込みや、トイレ・エコキュートなどの住宅設備機器を取付けます。
美装の後、畳の敷込みとサッシの調整をして、内装工事完了です。
最後に、住宅完成後の気密性能を計測します。弊社施工住宅のC値は、0.5~0.7です。
完成までの流れ、いかがでしたでしょうか?読み進めていただく中で、更に疑問が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。もっと詳しく知りたくなった方は是非、事務所にお越しください。私たちのこだわりを、たっぷりとお伝えいたします。